能登豪雨の影響で起きた断水について、石川県珠洲(すず)市は30日、大谷地区での解消が早くても11月下旬になるとの見通しを示した。地区内の浄水場や取水している川など3カ所が、土砂で埋まるなどしている。
この日、住民向けの説明会で泉谷満寿裕(いずみや・ますひろ)市長が明らかにした。泉谷市長によると、可搬式の浄水装置を設置したり、既存の配水管を延長して配水地域を拡大したりして断水解消を目指す。
断水地域には10月から入居予定の仮設住宅(72戸)も含まれている。ただ、貯水槽に継続的に給水することで水道は使用できる見通し。珠洲市では30日時点で、約900世帯が断水している。【阿部弘賢】
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