東北電力のグループ会社の顧客情報を悪用し、性的関係を迫るはがきを送りつけた男を山形地検は脅迫の罪で起訴した。

脅迫の罪で30日に起訴されたのは、天童市鎌田に住む東北電力ネットワーク社員・斎藤良弘被告(54)。
起訴状によると、斎藤被告は8月20日~21日までの間にわいせつな内容を記したはがきを村山地方に住む20代女性に送りつけ、女性を脅したとされている。
斎藤被告と被害者の女性に面識はなく、勤務先の顧客情報を使ってはがきを送っていたという。

また、警察は斎藤被告が同じ手口で村山地方の30代女性にもわいせつな内容のはがきを送っていたとして、30日に脅迫の疑いで再逮捕した。
斎藤被告はいずれについても容疑を認めていて、余罪をほのめかしているという。

9月10日に会見を開いた東北電力ネットワークによると、斎藤被告は顧客情報の管理業務を担当する管理職で、東北地方と新潟県の全ての顧客情報を見ることができる立場だった。

警察には、2018年ごろから同じような被害相談が別の女性10人以上から寄せられている。

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