官製談合事件で市職員が逮捕されたことを受け、宮城県石巻市は職員を対象に入札談合の防止に向けて研修会を開きました。

石巻市で開かれた研修会には、市の幹部職員およそ60人が参加しました。この事件は、去年2月、石巻市発注の下水道工事で、最低制限価格を算定する基準などが書かれた設計書を、入札前に市内の建設会社に渡し、不正に落札させたなどとして、いずれも石巻市下水道建設課の星洋一容疑者(50)と寺内友和容疑者(46)が逮捕されたものです。

4月25日は弁護士資格を持つ市の職員が講師を務め、実際に他の自治体で起きた官製談合の事例を紹介しながら官製談合防止法について説明しました。

石巻市 斎藤正美市長
「規則作ってもいかに守るかというモラルの問題ではないか、市民の不利益にならないように徹底してやることが、我々の使命だと思う」

職員
「入札は大きい、小さい関係なくこういうことが起こるということ改めて理念をもって事務に当たりたい」

市は再発防止に向け、今後もさまざまな形で研修を行う方針です。

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