大阪府警は4日、府内で1億円以上をだまし取られる投資詐欺の被害が2件確認されたと発表した。いずれもマッチングアプリを使った手口で、注意を呼び掛けている。
府警特殊詐欺捜査課によると、府内の60代男性は5月、マッチングアプリで大手商社のアナリストを名乗る「江美」という人物と知り合った。一緒に暮らすために投資をしようと持ちかけられ、8月まで21回にわたって計約1億5000万円を指定された口座に振り込んだという。
男性は江美とSNS(ネット交流サービス)でもやりとりをしており、女性の私生活をうかがわせるような写真が複数回送られてきた。SNSで女性と音声だけの会話もしたといい、恋愛感情を抱かせる手口だったとみられる。
府警はこの日、府内に住む地方公務員の50代女性が約1億1300万円分の仮想通貨を詐取される被害もあったと明らかにした。マッチングアプリで知り合った人物から投資名目でだまし取られたという。【岩本一希】
鄭重声明:本文の著作権は原作者に帰属します。記事の転載は情報の伝達のみを目的としており、投資の助言を構成するものではありません。もし侵害行為があれば、すぐにご連絡ください。修正または削除いたします。ありがとうございます。