マッチングサイトを通じ、女性を名乗る相手に好意を寄せた愛媛県新居浜市の60代の男性が、「デートするためには会員登録が必要」とそそのかされ、現金約1155万円をだまし取られました。警察は7日に被害届を受け、SNSを使ったロマンス詐欺事件として捜査しています。

被害にあったのは新居浜市内に住む個人事業主の男性(60代)です。

警察によりますと男性は9月下旬、SNSにダイレクトメッセージが届き案内があったマッチングサイトに登録。恋人候補の女を名乗る相手を紹介され、メッセージのやりとりを通じて好意を寄せるようになりました。

このあとサイトの説明役を名乗る相手から「恋人候補の相手とデートするためには会員になって認証作業が必要」などのウソを言われ、指定された口座に約9回に渡ってあわせて現金約1155万円を振り込みだまし取られました。

男性は銀行から不審な出金の問い合わせがあり、警察に相談してだまされたことが分かりました。

警察はSNS型のロマンス詐欺事件として捜査。マッチングアプリを通じて知り合った人物と会ったこともないのに、交際や結婚の話をされた場合は警察に相談するよう呼びかけています。

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