丸山大輔元長野県議会議員の妻殺害事件の裁判です。10月17日は検察側が提出した被告の車が映ったとされる防犯カメラの映像について、捜査にあたった警察官などへの証人尋問が行われました。映像を解析した警察官は、「被告の車と同一車種と判断できる」などと話しました。
この裁判は、元県議会議員の丸山大輔被告(50)が、2021年9月、塩尻市の自宅兼酒蔵で妻・希美さん(当時47)の首を何らかの方法で圧迫して殺害した罪に問われているものです。
10月16日の初公判で、丸山被告は、「妻を殺害したのは私ではありません」と起訴内容を否認し、無罪を主張しました。
17日の裁判では、「被告の所在・移動」について審理が行われました。検察は、被告が夜に長野市の議員会館を車で出発して塩尻市の自宅兼酒蔵に向かい、犯行に及んでから議員会館に戻ったことを示す証拠として、6カ所の防犯カメラ映像を提出しています。
防犯カメラの捜査や鑑定にあたった警察官など3人が出廷し、証人尋問が行われました。このうち、県警から依頼されて映像の鑑定を行った富山県警の鑑識課員は、「フロントライトや車体のラインなどから、丸山被告の車と同一車種と判断できる」などと話しました。
一方、弁護側は、「同じ車種の車は県内に2700台以上あり、映像は被告の車ではない」と主張しています。
18日も「被告の所在・移動」について証人尋問が行われます。
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