ビーズソファを販売する「ヨギボー」の会長にパワーハラスメントを受けて適応障害を発症したなどとして社員の男性が会社に損害賠償を求める裁判を起こしていたことが分かりました。

■「俺を誰だと思っているんだ?ヨギボーの社長だぞ」

訴状によりますと、ヨギボー大阪本社のマーケティング部門で勤務する男性社員(40代)は去年9月のアメリカ出張で当時社長だった現会長の通訳を担当しました。

しかし、会長から「通訳を100%の精度でできると保証しないお前はなめてる」「俺を誰だと思ってるんだ?ヨギボーの社長だぞ」などと何度も叱責されたということです。

精神的に追い詰められた男性社員は帰国直後に適応障害を発症しました。

このほか、発症前1カ月の時間外労働も160時間を超えていたなどとして、会社に1187万円の損害賠償の支払いを求めてことし8月、大阪地裁に提訴しました。

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■「パワハラの事実はない」とヨギボー

ヨギボーは「パワハラの事実はない。長時間労働については勤務データを精査しているところです」とコメントしています。

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