逮捕された兄は車の中でうつむき続け、弟は肩をすくめるように歩き、車に乗り込みました。
韓国籍の李常明(イ・サンミョン)容疑者(47)と、忠明(チュンミョン)容疑者(45)。
事件は2022年1月、東京・六本木の高級ホテル「グランドハイアット東京」で起きました。
容疑者らは、「家族5人で宿泊する」とチェックイン。
しかし、実際に部屋にいたのは、なんと21人。
親戚や友人などが集まり、大騒ぎをしていたのです。
常明容疑者らが泊まっていたのは、1泊100万円の「プレジデンシャルスイート」。
どんちゃん騒ぎの音に他の客からクレームが入り、従業員が注意に行くと、「ぶっ殺すぞ!」と暴言を吐き、腕をつかむなどし、業務を妨害した疑いが持たれています。
その後、高級スイートに居座り続けること12時間。
その間に、備品100万円相当を壊したということです。
調べに対し、兄・常明容疑者は、「すぐ出て行けと言われて腹が立った」などと容疑を認めていますが、弟の忠明容疑者は「大声をあげたかもしれないが、怒鳴ってはいない。手もつかんでいない」と、容疑を否認しているということです。
この影響で、現場のスイートルームは13日にわたり使用できなくなったということです。
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