「頂き女子りりちゃん」を名乗る女に金を貢がせていた元ホストの裁判で、名古屋地裁は11月7日、執行猶予付きの有罪判決を言い渡しました。

 元・新宿歌舞伎町のホスト「狼谷歩」こと、田中裕志被告(27)は、“頂き女子りりちゃん”こと渡辺真衣被告(26)が男性からだまし取った金と知りながら、あわせて3850万円の支払いを受けた罪などに問われていました。

 これまでの裁判で田中被告は、起訴内容を認めた上で、「売り上げるのが一番が店の風潮で、来店を削るのは言いづらかった」と、“頂き女子”の片棒を担いだ本音を明かしていました。

 11月7日の判決で、名古屋地裁は「ホストクラブ内での立場を向上させるため、犯罪収益の収受を繰り返し、約6割を報酬として得ており、身勝手かつ利欲的である」と身勝手な動機を指摘しました。

 その上で、被害者に1800万円を支払っているなどとして、懲役3年・執行猶予5年を言い渡しました。

 裁判所を出た田中被告は、記者からの質問に対し、無言を貫きました。

Q.被害者と渡辺被告に対しての思いは
田中被告:
「…」

Q.今日の判決について一言お願いします
田中被告:
「…」

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