祈祷料の名目で岩手県内外の男女から金をだまし取った疑いなどで2度逮捕されていた僧侶の男が、山形県の女性から800万円をだまし取った詐欺の疑いで11月6日に再逮捕されました。

再逮捕されたのは山形県酒田市の宗教法人大日院の僧侶・宗像法照こと眞鍋明夫容疑者(67)で、7日に送検されました。

警察によりますと、眞鍋容疑者は2020年2月から約1年5カ月にわたり、山形県内に住む70代の女性から祈祷料の名目で合わせて800万円をだまし取った疑いが持たれています。

眞鍋容疑者は山形県内のホテルで開いた相談会などで「有名な寺院の偉いお坊さんから祈祷をしてもらう」などとうそを言って女性をだましたとみられています。

警察は捜査に支障があるとして眞鍋容疑者の認否を明らかにしていません。

眞鍋容疑者は岩手県や山形県の男女に対する同様の詐欺や特定商取引法違反などの疑いで、これまでに2度逮捕されています。

岩手・山形の両県警では大日院が延べ330人以上から4億円以上を受け取り、そのうち眞鍋容疑者が約3億9000万円を集めていたとみて捜査を進めています。

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