滋賀県警大津署は8日、誤認逮捕があったと発表した。
同署によると、10月30日午後7時25分ごろ、大津市打出浜の県道でベトナム国籍の住所不定、無職、チャン・バン・サン容疑者(35)を道交法違反(無免許運転)容疑で現行犯逮捕した。同署のパトカーが当て逃げをした車を追跡した際、車を止めたチャン容疑者らが逃げたため取り押さえた。
ドライブレコーダーの映像などからチャン容疑者が運転していない可能性が浮上したため、約3時間半後に釈放した。一方、チャン容疑者の在留期間が過ぎていたため、数分後に出入国管理法違反容疑で現行犯逮捕した。
同署は、同日午後6時ごろ、大津市のドラッグストアで共謀して目薬などを盗んだとして11月8日、チャン容疑者とベトナム国籍の住所不定、無職、ド・コン・フォン容疑者(21)を窃盗容疑で再逮捕した。
同署は誤認逮捕の要因について、運転席側のドアから出てきたのがチャン容疑者だけしか確認できなかったと説明した。青地俊治副署長は「今回の事案を検証の上、署員の教養を徹底し再発防止に努めて参ります」とコメントした。【菊池真由】
鄭重声明:本文の著作権は原作者に帰属します。記事の転載は情報の伝達のみを目的としており、投資の助言を構成するものではありません。もし侵害行為があれば、すぐにご連絡ください。修正または削除いたします。ありがとうございます。