宮城県の気仙沼・本吉消防本部の救急艇が、離島・大島と本土を結ぶ橋が開通したことから役目を終え、11月8日、塩釜消防に引き継がれました。

塩釜消防に引き継がれのは救急艇の「あさぎり」です。8日は塩釜市内で譲渡式が開かれ、関係者約40人が出席し、新たなスタートを祝いました。

救急艇「あさぎり」は東日本大震災で被災しましたが、2013年に気仙沼・本吉消防本部が約1億2000万円かけて代替船を建造しました。

救急艇にはさまざまな医療資機材が備えられていて、長らく離島・大島の緊急搬送を担ってきましたが、2019年に大島大橋が開通したことからその役目を終え、今回、無償で塩釜消防に譲渡されました。

塩釜消防管内には人が住む4つの離島があることから「あさぎり」の導入により対応力の向上が期待されるということです。

塩釜消防署 長田浩章署長
「気仙沼・本吉消防本部の職員の皆さまの思い入れのたくさん詰まった船と伺っております。今後は塩釜湾で、特に浦戸諸島の救急搬送また塩釜湾、松島湾の防災活動に尽力できるように大切に運用していきたい」

「あさぎり」は11月8日から運用が始まっています。

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