国際交流を目的とした将棋イベント「国際将棋フォーラム2024」が7〜9日に東京都渋谷区の将棋会館で開かれ、最終日の9日、藤井聡太王座(22)=竜王・名人・王位・棋王・王将・棋聖との七冠=が国際将棋トーナメントで優勝した中国人の許諾さんと対局した。藤井王座が海外選手と盤を挟んで対局したのは初めて。
対局は角落ちのハンディ戦で、上手の藤井王座が勝った。終局後、藤井王座は「駒組みからしっかり指され、中盤では鋭さを感じた」と話した。別会場では日本将棋連盟の羽生善治会長が大盤で解説した。
国際将棋フォーラムは3年に1度開かれ、将棋トーナメントや指導対局が催される。新型コロナ禍の際に開かれた2021年の前回大会でも藤井王座はトーナメント優勝者と記念対局を指したが、オンラインだった。この日の記念対局は10月にオープンしたJR千駄ケ谷駅前の新将棋会館で指された。
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