ことし5月、「外国産」を混ぜたそば粉を「純国内産」と偽って販売し、顧客から現金をだましとろうとした疑いで、大津市にあるそば粉製粉会社の会長ら男3人が逮捕されました。
■外国産と国内産混ぜたそば粉約10キロ 「純国内産そば粉」と表示
不正競争防止法違反と詐欺未遂の疑いで逮捕されたのは、大津市坂本にあるそば粉製粉会社「山本そば製粉」の会長、山本宗五郎容疑者(76)と、弟で社長の山本健二容疑者(71)ら3人です。
3人はことし5月、外国産と国内産を混ぜたそば粉およそ10キロを、「純国内産そば粉」などと表示して国内産のみのそば粉のように偽って販売し、大阪府の会社から代金として現金およそ7000円をだましとろうとした疑いが持たれています。
■仕入れ値安い中国産・アメリカ産など混ぜる 長期にわたり産地偽装か
警察によると、行政機関から「山本そば製粉」が「虚偽の表示をしている」と届け出があったことから警察はことし7月に会社を家宅捜索し、そば粉などを押収したということです。
3人は仕入れ値が安い中国産やアメリカ産などが混ざったそば粉を北海道産などと表示していたということです。
警察は3人の認否を明らかにしていませんが、長期間にわたって産地を偽装していた疑いもあるとみて余罪を捜査しています。
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