大阪市東住吉区湯里6のマンションで住人の橋野美保さん(52)が刺殺された事件で、大阪府警は12日、橋野さんの死因が失血死だったと明らかにした。
府警捜査1課によると、橋野さんは腹部の大動脈を切られていたことが司法解剖で判明。大量の出血により短時間で亡くなったとみられる。上半身を中心に39カ所の刺し傷や切り傷が確認された。
事件は10日午後10時20分ごろに発生。府警は橋野さんの腹部を刃物のようなもので刺して殺害したとして、元夫で無職の橋野忠司容疑者(51)=大阪府松原市=を11日に殺人容疑で逮捕した。
容疑者は事件後に薬を大量に服用したとみられ、一時入院していた。「殺したか覚えていないが、逮捕状が出ているのなら、そうだと思う」と話しているという。
捜査関係者によると、マンションの防犯カメラの映像などから、橋野さんは帰宅直後に襲われたとみられる。府警は動機を調べている。【林みづき】
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