アスベストによる健康被害で国を訴えた京都府宇治市の男性が、国と和解しました
河合敏彦さん(73)は宇治市の工場で働いていた1969年から11年間、保温材として使われていたアスベストを扱う作業を行った際に粉じんを吸い込みました。
そして去年9月に中皮腫を発症し、今年に入って労災と認定されました。
今年7月には国に対し1265万円の損害賠償を求めて裁判を起こしていましたが、14日、国が請求通りの賠償金を支払うことで和解が成立しました。
【河合敏彦さん】
「(他の方も自分が)アスベストがあった中で仕事していたんじゃないかと疑ってもらいたい」
アスベスト工場の健康被害を巡っては、被害者が国を提訴し一定の要件を満たす場合、国が賠償金による和解に応じています。
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