10月、北海道内の空港のホームページがサイバー攻撃を受け、一時閲覧できなくなる被害を受けていたことが分かりました。
捜査関係者によりますと、被害にあったのは帯広空港で、ロシア系ハッカー集団の犯行とみられます。このほかにも北海道の企業などで被害が複数確認されたといいます。
手口は複数のコンピューターから一斉にアクセスしシステム障害を起こす「DDoS(ディードス)攻撃」でした。
こうした状況下で、「北海道サイバーテロ対策協議会」が道警本部(札幌市)で開かれました。
協議会は重要インフラの事業者を集めて毎年開かれていて、今回の会合には、自治体や企業担当者など29事業者が参加しました。
最新のサイバーテロの発生状況が報告されたほか、セキュリティーのアドバイザーが講演。参加者は対処方法や最新の手口などを学びました。
北海道警の久馬昌司警備部長は「サイバー攻撃の手口や用いられる技術は進化している。脅威に適切に対応していくためには、攻撃情勢などの情報共有をはじめとした事業者間の連携強化が不可欠」と訴えました。
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