5日、福岡市中央区で93歳の男性が、市役所職員を名乗る男らに50万円をだまし取られるニセ電話詐欺事件がありました。
福岡県警中央警察署によりますと、5日午前10時すぎ、福岡市中央区に住む93歳男性の自宅の固定電話に、市役所職員を名乗る男から電話がありました。
男は「あなたに還付金があり、申請がされていないので連絡した」とした上で、「還付金の申請を代行するためには、口座番号や暗証番号が必要である。担当の職員を自宅まで向かわせるので、通帳を用意しておくように」などと話しました。
これを信じた男性は、午前11時半ごろ、自宅を訪れた市役所職員を名乗る男に通帳手渡し、暗証番号を教えたということです。
男性の妻が男の行動を不審に思い、男性が息子に相談。息子が110番通報したことで、事件が発覚しました。
男性は通帳の利用停止を銀行に伝えましたが、すでに福岡市中央区にあるATMから1日の引き出し限度額の50万円が引き出され、だまし取られたということです。
警察はニセ電話詐欺事件として捜査するとともに、「電話でお金はすべて詐欺」として注意を呼びかけています。
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