新潟東署と県警組織犯罪対策課は、5月8日までに、新潟市内の高齢者からキャッシュカードや預貯金を盗んだ疑いなどで、千葉県の19歳の女を逮捕しました。

特殊詐欺と窃盗の疑いで逮捕されたのは千葉県船橋市に住む飲食店店員の女(19)です。

女は4月17日、詐欺グループと共謀し、警察官になりすました詐欺グループの一人が新潟市東区に住む80代の女性に「キャッシュカードが不正に利用されている、銀行員を向かわせる」と嘘の電話をかけたあと、実行役として女性の自宅を訪問し、キャッシュカードをだまし取ろうとした疑いが持たれています。

電話の内容を不信に思った女性の夫からの通報を受け張り込んでいた警察官が、キャッシュカードを受け取りに来た女を緊急逮捕しました。

その後警察が調べを進める中で、女は4月4日にも、新潟市西区に住む80代の女性宅を訪問し、銀行職員になりすましてキャッシュカード3枚を盗み、コンビニエンスストアのATMで現金100万円を引き出した疑いあることが判明。

防犯カメラの映像などが証拠となり、警察は女を再逮捕しました。

女はインターネット上で見つけたいわゆる”闇バイト”に応募したと見られていて、警察の調べに対し「詐欺グループから『新潟に来い』との連絡を受け、犯行に及んだ」などと話しているということです。

女は2つの事件について「間違いない」と容疑を認めています。

警察は詐欺グループの実態解明に向け捜査を進めています。

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