会社の預金120万円を自分の口座に送金させてだまし取ったとして、北海道小樽市の製缶工場の経理担当だった男が詐欺の疑いで逮捕されました。

 逮捕されたのは小樽市相生町の47歳の元経理担当の男です。

 警察によりますと、男は小樽市の製缶工場「昭和製器」で経理担当だった3月7日ごろ、上司がインターネットバンキングシステムで取引先への一括振り込みの手続きをした際に、自身の名義の口座も含ませた上で送金させ、現金120万円をだまし取った疑いが持たれています。

 男は容疑を認めていて「競馬や競輪などギャンブルで遊ぶ金がほしかった」と話しています。

 「昭和製器」をめぐっては、経理担当だった男がネットバンキングを悪用し自分の口座に計3億5000万円を不正送金したことが発覚。親会社のホッカンホールディングスはこの社員を懲戒解雇処分にするとともに警察に業務上横領容疑で被害届を提出したことを発表していました。

 警察は余罪があるとみて調べています。

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