ソーラー発電でたまったごみを圧縮し、回収が必要になると知らせる「スマートごみ箱」名付けて「SmaGO(スマゴ)」が成田空港に設置された。IoT(多様な機器を通信でつなぐモノのインターネット)を活用しており、回収業務の効率化が期待されている。
スマゴは高さ約120センチ、幅64センチ、奥行き68センチ。天井部分がソーラーパネルになっており、ごみがたまるたびに自家発電した電力で自動的にごみを圧縮する。また、たまったごみの量を内蔵のセンサーで常に把握できるほか、満杯になる前にスマートフォンなどへ知らせる。同空港第1旅客ターミナルビル5階の展望デッキに、置かれていた9台すべてをスマゴに入れ替えた。
成田国際空港会社が、スマゴを販売するフォーステック(千代田区)などと協力し、1カ月間の実証実験として設置した。空港会社によると、展望デッキでは作業員が毎日何度も巡回してごみを回収しているが、空のことも少なくないといい、担当者は「どれだけ負担が軽減できるか検証したい」としている。【合田月美】
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