情報通信研究機構は9日、太陽の表面で起こる爆発現象「太陽フレア」が午前11時ごろ発生したと発表した。電気を帯びたコロナガスが大量に放出され、10日夜遅くから11日未明に地球に到達する見込み。周辺の磁気を乱し、1、2日間は衛星利用測位システム(GPS)の測位誤差が大きくなったり、船舶や航空機で使う短波通信に障害が起きたりする恐れがある。人体や携帯電話の通信には影響しないという。

 同機構によると、太陽フレアはコロナガスとともに発生するエックス線の強さに応じて規模が5段階に分けられており、今回は最も上の「Xクラス」。1段階上がるごとに規模は10倍になる。(共同)

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