NTTは22日、光の高速通信網に異なる通信事業者が相互接続するための研究開発を始めると発表した。人工知能(AI)が普及した社会のインフラとなることを見据え、接続先を柔軟に切り替えられる共通基盤の技術開発などを進める。
総務省が情報通信研究機構(NICT)を通じて2024〜28年度に200億円を補助する。KDDIと楽天モバイル、富士通とNECをあわせた5社で取り組む。安定した接続や通信障害からの早期復旧につながる機能の開発を目指す。
NTTは光技術を使った次世代通信基盤「IOWN(アイオン)」の国際的な普及を目指している。遅延がなく、消費電力は従来の100分の1に抑えられる特徴がある。今回の研究開発に参加する4社は、アイオンの技術仕様などを話しあう国際団体に加盟している。
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