コニカミノルタは25日、X線画像から肺の病気の疑いを検出する人工知能(AI)の精度が向上したと発表した。実際は正常にもかかわらず誤って疑いを指摘する「偽陽性率」を従来の3割から1割に抑えた。診断の効率化につなげ、医師の負担を減らす。
2021年から発売する画像診断支援AI「CXR Finding-i」の精度を高めた。国内外で取得した数十万件以上のX線画像を学習し、肺がんや肺炎などの病気の疑いを医師に知らせる。国内で約700の医療機関が導入している。
AIは骨や血管が重なった影を病気の疑いとして認識することがある。これまでは見落とし防止のために疑わしい箇所は医師に示しており、偽陽性率が高かった。AIに画像を追加学習させることなどで精度を高めた。
【関連記事】
- ・コニカミノルタ、超音波診断装置の新機種 AIで神経検出
- ・コニカミノルタ、中国の事務機工場の生産終了 25年前半
鄭重声明:本文の著作権は原作者に帰属します。記事の転載は情報の伝達のみを目的としており、投資の助言を構成するものではありません。もし侵害行為があれば、すぐにご連絡ください。修正または削除いたします。ありがとうございます。