システム開発のユニバーサルコンピューター(大阪市)は1日、高松市に高松事業所を開設した。四国で初の拠点となる。香川県は地震など自然災害の少なさを売り物にデータセンター(DC)の誘致に力を入れている。DC向けのサーバー運用・保守管理の需要が拡大するとみて進出を決めた。
同日に香川県、高松市と立地協定を結んだ。DC向けのサーバー運用などが主な事業で、従業員5人でスタートし、順次地元での採用を拡大する。
香川県によると23年の誘致企業56件のうち、9件がIT(情報技術)企業だった。24年もDC運営のハイレゾ(東京・新宿)が人工知能(AI)開発用の拠点開設を決めた。
締結式に出席したユニバーサルコンピューターの今福太一社長は「香川県はDCの立地として優れており、今後も需要拡大が見込める」と語った。香川県の池田豊人知事も、同社の進出が「新しいDCの立地や企業のデジタルトランスフォーメーション(DX)の推進につながる」と期待感を示した。
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