認証不正などの問題で売れ筋の車種が一時生産停止に追い込まれるなど、波乱含みの国内の自動車市場だが、そんな中で2024年度上半期(4~9月)に国内で最も売れた新車がホンダの軽自動車『N-BOX』だったそうだ。その台数は前年同期比1.8%増の10万2226台と、3年連続でトップの座をキープしたという。

日本自動車販売協会連合会と全国軽自動車協会連合会が発表したもので、この週末の10月5日付けの読売朝刊などが「新車販売『N-BOX』首位、認証不正の車種後退」などと報じていた。

それによると、2位はスズキの軽『スペーシア』で、40.1%増の8万179台。3位はトヨタ自動車の『カローラ』で、13.7%増の7万7030台。また、前年度上半期にN-BOXに次ぐ2位だったトヨタの『ヤリス』は22.6%減の7万3052台で4位に後退したほか、ダイハツ工業の売れ筋の軽自動車『タント』も認証不正の影響で26.3%減の5万4177台で、昨年の3位から6位に大きく後退したのが際立つ。

一方、日経は「EV国内比率2%割れ、7~9月、3四半期連続」とのタイトルで、低迷する電気自動車(EV)に焦点を絞って掲載。2024年7~9月のEVの国内販売台数(軽自動車含む)は、前年同期比25%減の1万5926台。新車全体に占めるEVの割合は1.6%で、3四半期連続で2%を下回ったとしている。さらに、上半期に売れたEVの台数は34.0%減の2万7597台。国内の新車販売全体に占めるEVの割合はわずか1.3%で、前年同期からも0.6ポイントも下がってしまったという。

日経によると「充電インフラの整備は進みつつあるものの、国内メーカーや手頃な価格の車種が増えず販売につながらない」とも伝えている。

トヨタbZ4X(EV)

2024年10月7日付

●JAXA攻撃幹部権限標的か (朝日・1面)

●ガサ戦闘1年、中東外交バランス腐心、日本石油9割依存、G7とも連携 (産経・3面)

●東京メトロ中野車両基地、都心の「足」支える点検拠点 (東京・22面)

●日本車、全工程CO2算定、調達から廃棄、経産省、欧州規制にらむ (日経・1面)

●電動自転車の改造横行、「こがずに自走」原付き、無免許運転で摘発も (日経・26面)

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