新車を購入する場合、これまで乗っていたマイカーなどを下取りに出す際の査定額や中古車店での販売価格にも大きく影響する中古車競売の落札価格が高止まりしているという。

きょうの日経が「商品」面に「中古車競売価格高止まり」との見出しで詳しく報じているが、それによると、中古車競売大手のユー・エス・エス(USS)が集計した9月の中古車の平均落札価格は、前年同月比15.4%高の124万円。前年同月を上回るのは11か月連続で7月に付けた過去最高値(125万6000円)から下落基調ではあるものの、旺盛な需要に支えられて高値を維持しているという。

競売価格の上昇は、輸出向け需要の拡大に加え、自動車メーカーの認証不正問題で新車販売が減った影響で、中古車市場へ出品される車が減り、不足したことが大きな要因とみられる。

7月に円の下落基調が一服し、業界では輸出の勢いが衰えると予測されていたが、8月以降も輸出向け需要は底堅く、国内も「新車の価格が高く、割安な中古車に一定の需要がある」などと、競売会社の担当者は指摘しており、「消費者の支持は根強く、落札価格はしばらく高止まりしそうだ」(日経)とも伝えている。

2024年10月8日付

●自賠責保険証を電子化、スマホで提示可能に、国交省、11月上旬にも(読売・9面)

●欧州、EV販売の低迷鮮明、8月44%減、CO2規制達成に懸念(朝日・7面)

●東京メトロ上場、一株1100~1200円に、仮条件決定(毎日・7面)

●主張、ライドシェア半年、定着へ制度の改善必要だ(産経・2面)

●トヨタ「空飛ぶ車」追加出資、米ジョビー社に730億円 (産経・5面)

●日産、法人向け車両データ提供(日経・13面)

●インド配電会社と提携、テラチャージ、EV充電網整備 (日経・13面)

●中古車競売価格高止まり、9月15%高、需要根強く (日経・22面)

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