1/64スケールクラスで、世界中の個性的なクルマや、オリジナルデザインのアイテムなどをラインナップする、アメリカ生まれのミニカーブランド『ホットウィール(Hot Wheels)』。今回は超希少な日本のスポーティコンパクトや、パワーボートを含む変わり種のセットなどをリリースする。
『マツダ 323 GTR』を筆頭に、定番人気車種と変わり種が続々発売!
映えるクルマが5台ラインナップする「ブルーバード」ダイキャストシャシーと“リアルライダー”と呼ばれるゴムタイヤを採用した、ホットウィールの中でもハイクオリティなアイテムがプレミアムカー。なかでも、ストリートで映えるクルマを揃えるアソートが「ブールバード」だ。
マツダ 323 GTR(11月9日発売)1番の注目は「マツダ 323 GTR」。323とは、1963年に初代が登場したファミリアが、1977年発売の4代目で導入した欧州仕様の名称で、独立車種としては最後の世代となる9代目まで使用された。2003年には、後継モデルのアクセラ/マツダ3へバトンタッチしている。
マツダ 323 GTR(11月9日発売)ファミリアは、5代目でWRCにも参戦すると、1982年に第50回モンテカルロ・ラリーでクラス優勝。日本初のフルタイム4WDを採用した1985年発売の6代目は、1987年のスウェディッシュ・ラリーで総合優勝を飾るなどの活躍で、欧州市場にスポーティなイメージを定着させた。
今回のモチーフは、1989年にデビューした7代目モデルのうち、ラリーユースを目論み210psエンジンを積む最強グレード“GT-R”の欧州仕様。ラリーカー的な大型フォグランプを埋め込んだバンパーや、排熱ダクトが穿たれたボンネット、3ドアハッチバックの特徴であるブラックアウトしたAピラーまで抜かりなく再現。ホイールも、当時のラリーカーを思わせるディッシュタイプを採用した。
カスタム '01 アキュラ インテグラ GSR(11月9日発売)「カスタム ’01 アキュラ・インテグラ GSR」は、3代目インテグラのチューニングカー。インテグラは1985年、アコードとシビックのギャップを埋めるクイントのサブネームとして誕生し、北米ではホンダの上位ブランドであるアキュラのエントリーモデルに。1989年の世代交代ではクイントに代わる車種へと昇格した。
1993年には3代目が登場し、日本では高性能モデルのタイプRが追加された1995年にヘッドライトを丸型4灯から横長角型へ変更した。北米仕様は丸型4灯のまま販売されたが、日本仕様のヘッドライトを装着するカスタムが流行。このトレンドを盛り込み、ストリートでの速さを求めたスポコン系カスタマイズをイメージした。
デ・トマソ パンテーラ グルッポ4(11月9日発売)「デ・トマソ・パンテーラ グルッポ4」は、1971年に誕生したパンテーラのレース仕様。イタリアのデ・トマソとアメリカのフォードとの協力で生み出されたが、開発やデザインは、プロジェクト開始時はデ・トマソ傘下にあり、のちにフォードへ売却されたカロツェリア・ギアが手がけた。車名は、イタリア語で豹を意味する。
エンジンはフォードの5.8リットルV8で、当時としては強力な330psを発生。他社のイタリアンスーパーカーより安価なこともあり、アメリカ市場で人気モデルに。最終的には、1990年代初頭まで生産が続いた。今回は、FIAのグループ4規程に合わせて大幅に改造されたレースモデルを再現。500psオーバーにチューンされたエンジンに合わせ、ワイドタイヤを履くために装着されたワイドフェンダーが出自を物語る。
フォード トランジット スーパーバン(11月9日発売)「フォード トランジット スーパーバン」は、欧州フォードが手掛ける商用バン。1953年にドイツで生産されたFK1000が、1961年にタウヌス・トランジットと名を変えたことに端を発し、現在は8代目が現役だ。1965年に英国で生産を開始した2代目トランジットは、1.3~2.0リットルのV4を中心に、3.0リットルV6や3.3リットル直6、1.8~2.4リットルの直4ディーゼルを設定し、一部のエンジンに対応するべくノーズを伸ばした仕様も用意された。
英国フォードは、その2代目のプロモーション用にホットロッドカスタムを製作し、1971年に英国のサーキットであるブランズハッチでデモ走行を実施。じつはGT40のエンジンとシャシーを使用しており、バンボディながら最高速度が270km/hに達したとされる。今回はこのデモカーのエクステリアをベースに、アメリカのクラシックなカスタムカーを思わせるグラフィックで仕上げた。
メイヤーズ・マンクス(11月9日発売)「メイヤーズ・マンクス」は、1960年代にアメリカ西海岸で盛り上がりを見せたデューンバギーこと砂丘走行用車両。ビートルことVWタイプ1のシャシーを切り詰め、グラスファイバーのオープンボディを架装するのが主流だったが、なかでも高品質で評価されたのが、カリフォルニアのB.F.メイヤーズ&Co.が製造したメイヤーズ・マンクスだ。
メイヤーズ・マンクスは、競技車両を想定したが、公道でも利用され、1964~71年の間に6000台ほど製造。一旦廃業したが、2000年に新会社を設立。現在はベンチャーキャピタルが事業を引き継ぎ、EVバージョンも用意する。車名の由来である尾がない猫を思わせる、コミカルなスタイリングだ。
スピードへ熱中せよ!ドリフトラックからパワーボートまで、魔改造マシンをホットウィール化した注目のセットが登場
プレミアムコレクターセット「モーターヘッド マッドネス」(11月9日発売)『プレミアムコレクターセット』の新顔は「モーターヘッド・マッドネス」と銘打ち、スピードへの熱中ぶりを体現した2台のクルマと1艇のボート、そしてトランスポーターをセットにした。「クラシックハイドロプレーン」は海のF1とも呼ばれるパワーボートで、1950~60年代のアメリカンスタイルを表現。「スピードウェイズ」は、1930~40年代のオーソドックスなトラック風の積載車。この2台は、アメリカン・ホットロッドを象徴するブランド、ムーンアイズのカラーリングが施された。
トヨタ スタウト ドリフト トラック【モーターヘッド マッドネス】(11月9日発売)「シトロエン H バン」は、1947年から30年以上生産された商用車のロングセラー。キッチンカーや軽バン用ボディキットのモデルとして、和やかな印象が先行しているが、今回はローダウンしたレーシーなスタイルにアレンジ。また、新規金型を製作した「トヨタ スタウト ドリフトトラック」は、世界的なドリフトドライバーであるライアン・トゥレック選手がドライブするマシンを再現している。
時代を超越した名車が時代を超えて共演する『ブールバード』の価格は各880円(税込)、マニアだけでなくコレクション必須な『プレミアムコレクターセット』の価格は4,675円(税込)だ。
独特の車種や仕様が続々登場し、楽しいサプライズに事欠かないホットウィール。最新情報は公式ウェブサイトをチェックしてキャッチしよう!
世界No.1のミニカーブランド!ホットウィール公式webサイトはこちら鄭重声明:本文の著作権は原作者に帰属します。記事の転載は情報の伝達のみを目的としており、投資の助言を構成するものではありません。もし侵害行為があれば、すぐにご連絡ください。修正または削除いたします。ありがとうございます。