上杉家ゆかりの戦国武将・前田慶次の413回忌供養祭が米沢市の寺で行われた。今年は、これにあわせて前田慶次の「墓」も新たに建立された。

前田慶次は、加賀藩祖・前田利家の甥。
晩年には上杉家に仕え、米沢市の堂森善光寺の近くで生涯を終えたとされている。
堂森善光寺では毎年6月4日に供養祭が行われていて、今年は新たに建立された「慶次の墓」の開眼供養が行われた。

墓所となったのは、過去の調査の際に、山の中腹を人工的に整形した形跡から「慶次が埋葬されている可能性が極めて高い」とされた場所。
墓石には、慶次のファンとして知られる格闘家・角田信朗さんが揮ごうした。

(格闘家・角田信朗さん)
「本当にずっしりと重い大役でした。命を削って書きました」

413回忌法要には、地元の関係者や全国の愛好者約400人が参列し、「天下無双の傾奇者(かぶきもの)」といわれた慶次をイメージした華やかな服装の参列者も多く見られた。

(埼玉から)
「ここに来ているうちに仲間と会うようになって、毎年来るようになった。仲間とずっとここで会って元気で健康でいられるようにと願った」

(米澤前田慶次の会・齋藤博人会長)
「生きざまがかっこいいと思うファンが全国に広がっていると思う。今年、墓所もできたので、多くの方々に来ていただければ」

参列者たちは読経が響く中で焼香し、米沢ゆかりの武将・前田慶次をしのんでいた。

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