7年前からゾウが不在だった福岡市動物園に30日、新たにミャンマーから受け入れた4頭のアジアゾウが到着しました。一般公開は10月ごろを予定しています。
福岡市中央区の福岡市動物園には30日午後2時ごろ、ミャンマーから4頭のアジアゾウが到着しました。
4頭はオス1頭とメス3頭で、このうち22歳のメスと3歳のメスは親子です。
4頭は約3900キロ離れたミャンマーから航空機の貨物チャーター便で運ばれ、30日朝に北九州空港に着きました。降ろされる際、4頭は目隠しがされた大きなおりに入っていました。
その後、4頭はトラックで陸送され、動物園にやってきました。
園ではクレーンを使ってトラックからゾウが入ったおりを降ろし、飼育員たちがゾウ舎に誘導しました。
午後7時ごろには4頭すべてが中に入り、体調も問題はないということです。
福岡市動物園では1953年の開園以来、途切れることなくゾウを飼育してきましたが、長年愛されてきた「はな子」が2017年に死んでからはゾウが不在となっていました。
当初は2022年春にゾウを受け入れる計画でしたが、新型コロナウイルスやミャンマー側の情勢不安の影響で延期されていて、今回の4頭のゾウは市民が待ちに待った受け入れとなりました。
福岡市動物園のゾウ舎はこの間にリニューアルされ、以前に比べて飼育エリアが3倍に広がり、より自然に近い形でゾウを飼育できるように生まれ変わっています。
今後4頭は慣らし飼育をへて、10月ごろに一般公開の予定です。
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