みちのくの玄関口として知られる福島県白河市。毎年2月11日に開催される白河だるま市では、通りに約500の出店が並び14万人を超える人が訪れる。眉には「鶴」、ひげには「亀」、顔には「松竹梅」が描かれた白河だるまは、幸運をもたらす縁起物として愛され、毎年一回り大きいものに買い換えるのが習わしとなっている。今回は、白河だるまにまつわる3つの幸せスポットを巡り、運気アップを目指す旅へ出かけてみよう。
食べれば運気上昇!?白河だるまを味わう
白河小峰城を眺める城山公園内にある「二ノ丸茶屋」で、まずはエネルギーチャージ。ここで味わえるのが、焼き印がかわいい「白河だるまバーガー」だ。
この記事の画像(9枚)白河のブランド豚を使ったカツと地元野菜を、米粉のパンで挟んだこのバーガー、ソースにも工夫が。二ノ丸茶屋の星智香子さんは「カレーは風水で金運が上がるとされているので、カレー味にしました。トマトも恋愛運が上がる食材です」と説明してくれた。これを食べれば運気上昇間違いなし?
《二ノ丸茶屋》
【住所】福島県白河市郭内1 (城山公園内)
◆白河だるまバーガー 500円
南湖神社を参拝 特別な御朱印も
次は、今話題の南湖神社へ。ここには江戸時代に寛政の改革を行った白河藩主・松平定信が祀られている。白河だるまは、松平定信が城下の繁栄を願い制作を勧めたのが始まりとされている。
さらに、この神社の建立に尽力したのが、松平定信を尊敬していた渋沢栄一。新一万円札の顔となった渋沢栄一を記念した御朱印も用意されているそうだ。数量限定なので、早めの参拝がおすすめ!
《南湖神社》
【住所】福島県白河市菅生館2
白河だるまのテーマパーク だるまランド
最後は、だるまの魅力を思う存分楽しめる「だるまランド」へ。2021年にオープンしたこの施設は、約150種類ものだるまグッズで溢れている。
白河だるま総本舗14代目の渡邊高章さんは「だるま好きを増やすことを目的とした、見て学んで楽しめる観光施設です」と語る。製造工程や職人の技を見学できるほか、巨大スクリーンで「だるまさんが転んだ」のゲームも楽しめるそうだ。
一番人気は、オリジナルの絵付け体験。好きな色のだるまを選び、丁寧に絵付けをしていく。「一本一本の線が難しくて、だるまを描く職人さんの大変さを実感しました。集中して描くことで、だるまへの思いがさらに深まりました」と、体験した人の感想。
渡邊さんは「ここに来て『だるまって素敵だね』『だるま楽しいね』と言ってもらえるのが一番嬉しい。それが未来に向かって残していくことなのかなと思います」と語ってくれた。
《だるまランド》
【住所】福島県白河市横町30
幸せへの願いが込められた白河だるま。時代を越えて愛され続けるこの縁起物に、あなたも出会ってみては?幸せを呼ぶ旅を楽しんでみよう!
(福島テレビ)
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