生徒の個人情報が保管されたファイルを不適切に取り扱ったとして秋田市の中学校に勤務する校長や教諭など3人が戒告の処分を受けた。

戒告の懲戒処分を受けたのは秋田市の中学校に勤務する50代の男性校長と30代の男性教諭2人。

男性教諭は2024年4月上旬3年生123人分の個人情報が記載されたファイルを生徒がアクセスできるフォルダに保存するよう別の男性教諭に依頼した。しかし依頼を受けた教諭がデータを移動させた後削除するのを忘れ3カ月間全校生徒が閲覧できる状態になった。

生徒の個人情報には顔写真や健康状態それに学習状況のほか指導上配慮が必要な情報などが記載されていた。学校では全校生徒に学習用のタブレットが配られ複数の学年の生徒15人が個人情報を閲覧したが外部の流出は確認されていない。

男性教諭は「業務の手間を省くため生徒がアクセスできるフォルダが使いやすかった」と話している。

県教育委員会は個人情報の管理体制の構築が不十分だったとしている。

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