首里城の火災から10月で5年となるのを前に、首里城公園では今朝、正殿の再建に携わる宮大工も参加して消火訓練が行われました。
訓練は、首里城正殿の瓦葺が進む、素屋根の2階から出火した事を想定して行われました。
公園職員や警備員が参加する訓練は毎月行われていますが、きょうの訓練では、約1年ぶりに再建に携わる宮大工など職人も参加し、火災の発生を知らせたあと消火器やホースを使って消火活動にあたりました。
また、素屋根の外では、来園者を迅速に避難させる手順を確認しました。
防災危機管理室 屋嘉比勝室長:
「動きもスピーディーで声も大きく、言うところなかったです。ただ初期消火においては消火栓の扱いは少し不慣れな部分があったので、ブラッシュアップを図っていきたいと思っています」
首里城正殿の内部には、これからスプリンクラーも設置される予定で、火災が発生しても被害を最小限に抑えるための対策が強化されます。
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