秋の味覚を代表するマツタケ。猛暑の影響で出始めが少し遅れたが、主要産地・高畠町の店には香りの良いマツタケが平年並みの価格で並んでいる。

(リポート)
「ありました。秋の味覚の王様・マツタケ! ずらりと並んでいます」

置賜の各地で採れたマツタケが並ぶのは、高畠町上和田の「フレッシュマートたねや」。
9月30日に町内産のマツタケが初めて持ち込まれて以降、徐々に量が増え、店長の佐藤さんは毎朝、サイズごとに仕分ける作業に追われている。

(フレッシュマートたねや・佐藤守重店長)
「シーズン到来って感じですね。きょう(8日)あたり、気温がだいぶ下がってきたので、今後出てくるキノコが楽しみ」

ことしは猛暑が影響し出始めが例年より約2週間遅れたそう。一方、形や香りなど品質は良好。
価格は100グラムあたり3800円~9800円と、今の時期としては平年並みとなっていて、8日も多くの人がお目当てのマツタケを買っていた。

(客)
「秋のぜいたく、香りと食感がいい。家族中が楽しみな行事」

(フレッシュマートたねや・佐藤守重店長)
「気温が下がってくるとすごく味も良くなってくる。今の時期だけですから、楽しみに待っていてほしい」

マツタケが育つには、昼・夜の寒暖差と適度な雨が重要。
この先は最低気温10度前後、最高気温20度前後の生育に適した日が続くと見られ豊作が期待される。
佐藤さんによると、10月20日ごろがマツタケが出回るピークという。

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