愛媛県西予市にある野村ダムの貯水池で、浮き草の「アカウキクサ」が9月下旬から大量に発生し、10月7日から回収作業が始まっていると8日に発表されました。近年で今回ほどの大量発生ではなく、外来種の可能性が高いと見られています。
国土交通省・肱川ダム統合管理事務所によりますと、野村ダムの貯水池(朝霧湖)では職員が9月18日のパトロールで浮き草を発見。この月の下旬から大量発生し水面を覆っています。この浮き草は「アカウキクサ」の仲間と見られるということです。「アカウキクサ」は全体的に緑であるものの秋の終わりに真っ赤に色付き、名前の由来になっています。
大量発生の原因は、夏場の猛暑による水温の上昇などやプラントン、栄養塩類の増加などが複合的に影響したと見られるものの、特定は困難としています。
貯水池で過去10年間で今回のようなアカウキクサの大量発生はなく、外来種の可能性が高いとみて種類を調べています。
また水質や洪水時の防災操作、施設の改良工事に影響はないとしているものの、アカウキクサが今後腐り、水質に悪影響を及ぼす恐れがあるため、作業船による回収作業を10月7日から始めています。
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