秋田県大館市のカフェ施設がリニューアルオープンした。「子育て世帯」が気軽に利用できるのが特徴で、訪れた人は飲み物を飲みながら親子同士での交流を楽しんでいた。

10月7日に大館市御成町にリニューアルオープンした「わわわde子育てカフェ」。「話して和んでハッピーな輪を作ろう」という思いを込めて「わわわ」と名付けられた。

元々は市内の別の場所で営業していたこの施設。市内に住みフリーライターとして活動する島田真紀子さんが、育児の経験を通じて感じたある思いから立ち上げた。

島田さんは「お母さんが赤ちゃんを連れて集まることで、リフレッシュできたり、ちょっとした育児の悩みをみんなで話し合って解決したり、ちょっと気持ちが軽くなったりする場所がほしいなと思ってつくった」と話す。

旅館だった建物をリノベーションしてつくられた今回の施設は、広さが以前の約2倍になり、より多くの親子が利用できるようになった。

カーテンで仕切られただけだった授乳スペースは個室に。レンタルキッチンは2つに増えたほか、飲食ができるスペースも設けられた。定期的にランチの販売も行われる予定だ。

施設には託児の資格を持ったスタッフがいるため、利用者はお茶やランチをゆっくり楽しむことができそうだ。

実際にランチを注文した利用者は「子どもを見てもらって、ゆっくりランチが食べられる機会は大事。普段は子どもを見ながら、立ってあやしながらとかなので」と話していた。

初日は施設の壁に手形や足型でカラフルな木を描く記念イベントが行われ、多くの親子連れでにぎわった。

利用者は「木の家具とかがあって温かみがあっていやすい空間だと思う。転勤がある仕事なので、いろんなお母さんたちが集まる場所があると親自身もリフレッシュできるし、子どもも安全に遊べるからとても助かる」と話す。

島田さんは「スタッフ全員が大館市ファミリーサポートセンターの子育てサポーターの資格を持っているので、ちょっと託児したいとか、託児中にお母さんはリフレッシュの講座に参加するとか、ぜひ気軽に立ち寄ってもらえたらと思う」と呼びかけている。

カフェの運営は週3回で、大人は1人500円で利用することができる。今後さまざまなイベントが開催される予定だ。

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