岩手県と秋田県にまたがる八幡平が紅葉の見頃を迎えています。連休最終日の10月14日は多くの人で賑わいました。
岩手県と秋田県にまたがる山、八幡平では、3連休最終日の10月14日、紅葉と澄み渡る青空とのコントラストを楽しむ人の姿が多く見られました。
山頂の展望台も県内外からの車で駐車場が満車になるほどの盛況ぶりです。
北海道から訪れた人
「紅葉がきれいと聞いていたので、確かめたくて来た」
盛岡から訪れた人
「自然のきれいさを改めて見られてよかったと思う」
秋が深まるなか、県内は14日朝、多くの観測地点で今シーズン一番の冷え込みとなり、最低気温は宮古市区界で氷点下1.1℃、盛岡市薮川で氷点下0.8℃と今シーズン初の冬日となりました。
夜から朝にかけ気温が下がるとともに紅葉の色づきも進んでいるようです。
一方で、八幡平市と滝沢市、雫石町にまたがる岩手山は10月2日、噴火警戒レベルが2に引き上げられました。
その後、八幡平市の観光施設ではキャンセルが入るなどの影響が出ていましたが、観光協会では風評被害を防ぐため通常の観光には問題ないと情報を発信していました。
そのPRの成果もあってか、13日から八幡平の麓で開かれていた恒例の「山賊まつり」は最終日の14日も大盛況でした。
盛岡市から訪れた人
「岩手山に近づかなければ安全なのかなと思い、心に余裕を持って来た」
盛岡市から訪れたきょうだい
「揚げ餅を一つ食べた」「屋台でごはんを食べられるのが楽しい」
観光協会によりますと、この3日間でまつりには例年より2割ほど多い約2万3000人が訪れたということです。
八幡平市観光協会 海藤美香事務局次長
「来場者のみなさんに『危ないと言われているのは(岩手山の)上ですよ』と話すと皆さんうなづいてくれる。正しく理解してくれているんだと実感する」
観光協会では「八幡平の紅葉は10月20日ごろまでが見ごろで、安心して訪れてほしい」と呼びかけています。
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