愛媛県の八幡浜保健所管内で、マダニ感染症の一つ・重症熱性血小板減少症候群(SFTS)に感染した高齢女性が確認されたと11日に発表されました。
厚生労働省によりますと、この病気はSFTSウイルスを持っているマダニに刺されると、発熱やおう吐、下血、血小板の減少などの症状があらわれる感染症。致死率は10~30%程度とされています。
県によりますと八幡浜保健所管内で9月29日までの1週間に、80代の女性がSFTSに感染していたことが報告されました。
今年に入ってSFTSの感染が判明したのは今回を含め5人。去年は1年間で3人が確認されていて、すでに上回っている状況です。
感染対策として、野山や草むらなどダニの生息場所に行く際は、長袖・長ズボン、防止や手袋を身に着けるほか、DEETという成分を含んだ虫よけ剤が効果的と呼びかけています。
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