続いてはシリーズでお伝えしています、「私たちの一票で変わる未来」
17日はPTAがテーマ。子供たちのための学校と保護者の活動を通して地域を支えてきたPTA、そしてこれからの地域のあり方を考えます。
(PTA連合会・森山慎作会長)
「コロナ以降、昔のままのやり方を続けているところは、生活スタイルにあわなくなって必要性や存在意義が問われていることが1つの大きな問題として浮き上がっている」
宮崎市の住宅街にある小松台小学校です。
(小松台小学校のPTA役員)
「地区社協さん主催の福祉祭りがあるので、それに出展された書道の展示をPTA役員でしております」
この学校では2022年にPTA組織を改革。ボランティア参加者を募る学校PTAと世帯ごとに必ず一つ役割を担う「一人一役」の地域PTAに分け、活動するようにしました。試行期間を経て、今年度本格的な活動へと移りました。
(小松台小学校PTA・安藤長会長)
「3年前からボランティア制を始めて。県内では初めて。基本的には清掃活動や運動会の準備、イベントなどやることはあまり変わっていないんですけれども子供会の会員減少もありますので、子供会に入っている世帯は子供会の役割、入っていない世帯は見守りをと分けた」
どんな変化があったのでしょうか…
(PTA役員)
「イメージがすごく変わった。PTA総会後の役員決めのぎすぎす感。ぎすぎす感を知らずに入ったので、前は大変だったんだろうな〜と」
この学校では学校PTAへの参加を促す雰囲気づくりに一役買っているのが告知の方法です。
(小松台小学校PTA・安藤長会長)
「これは運動会の時に後ろの人が撮影できないという苦情が結構あったので、面白おかしくやってみようということで作ってみました。きもだめしをやったり、大人も楽しめる雰囲気が生まれた」
ほかにも、自治会と協力した宝探しイベントを企画するなど柔軟な発想で参加しやすい雰囲気づくりに力を注いでいます。
(小松台小学校PTA・安藤長会長)
「忙しいからやりたくないではなく、イメージを変えたいですね。大人も楽しめて、子どもも楽しめる活動をしていきたいですね」
先進的な小松台小学校PTAのような取り組みは広がるのか。少子化が進む地方で地域を下支えするPTAの原点に関わる話です。
(PTA連合会・森山慎作会長)
「地方分権が進んだときに、地域や学校でいろんな裁量が増えた。そういう意味では、PTAとしても国や県がこうしているからこうしましょう、ではなく、もっと自分たちの学校、自分たちの子をどう育てていくか、意識改革は必要だと思います。そういった意味では、政治は民主主義を体現している場ですので、まずは健全な民主主義を体現してほしい」
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