発達した低気圧が北海道へ 10月19日は大雨・暴風・高波に警戒を!

 10月19日は、前線を伴った低気圧が発達しながら北海道を通過し、その後は、今シーズン初めて本格的な『西高東低の冬型の気圧配置』となる予想です。

 このため、19日土曜日は、北海道全域で大雨や暴風の大荒れの天気となりそうです。

 19日に予想される1時間降水量は、多い所で日本海側南部と太平洋側西部で40ミリ、その他の地域では30ミリの見込みです。また、18日正午から19日正午までに予想される24時間降水量は、太平洋側西部と日本海側南部で120ミリ、日本海側北部と太平洋側東部で100ミリと予想されています。

 風は、19日から20日にかけて最大瞬間風速は陸上で30メートル、太平洋側東部の海上では35メートルに達する見込みです。波の高さは道内全域で4メートルと予想されています。

 大雨や強風による浸水や土砂災害に加え、海上はしけとなるため、警戒が必要です。


山の初冠雪が記録的に遅れる中、19日夜から山や峠は積雪に。旭川市など平地でも雪が降る可能性も。

 低気圧の通過後、19日午後からは上空に寒気が入ってきます。

 北海道の日本海側は、特に北部を中心に19日夜から雪が降り、峠や山間部では、多い所で10センチほど降り、積雪状態になる可能性があります。

 週末の峠越えは、冬タイヤの装着が必要です。

 また、旭川市や留萌市・稚内市など日本海側北部では、平地でも雪が降り、初雪となりそうです。また、札幌市でも、初雪になる可能性があります。

 20日の朝は、氷点下まで下がる所もあり、路面の凍結にも注意が必要です。

 北海道最高峰の大雪山系旭岳は、今シーズンは、まだ初冠雪は観測されておらず、1888年からの統計史上最も遅くなっています。(旭岳 平年の初冠雪は9月25日)

 20日には、北海道の多くの山で初冠雪となり、一気に季節が進む予想です。

※【平地】20日に平地で雪が積もっても、一時的で、積雪状態が続くことはなさそう。

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