「甘柿の王様」とも言われる「富有柿」の収穫が、愛媛県内一のカキの産地・内子町で始まっています。

JA愛媛たいき管内では135戸の農家がカキを栽培。「甘柿の王様」とも言われる「富有柿」の生産も県内一です。このうち内子町五百木の若宮清志さんの園地でも「富有柿」の収穫が12日から始まり、熟れ具合を確かめながら次々に摘み取っています。

若宮さんは今シーズン、大量に発生したカメムシによる被害で「収穫量は去年より3割あまり減りそう」としているものの、実は玉太りがよく例年通り甘く仕上がっているということです。

若宮清志さん:
「40年カキづくりしてますが、こんなにカメムシが多かったのは初めてで、見たこともないような数。大変でしたね。(実った柿は)非常にジューシーで甘いカキに出来上がっとると思います」

収穫されたカキは選果場に運ばれ、11月中旬をピークに出荷作業が続けられます。
JA愛媛たいきは今年の「富有柿」の出荷量を、カメムシによる被害で去年より100トン程少ない約800トンと見込んでいます。

内子町の「富有柿」は松山をはじめ東京などの市場に出荷されています。

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