生徒数の減少による学校の統合で、2025年3月に閉校する米沢市の県立米沢工業高校で、閉校記念式典が開かれた。

米沢工業高校は120年以上前の1897年に、前身である米沢市立工業学校が開校して以来、これまでに約2万8000人の卒業生を送り出してきた。
2025年4月、県立米沢商業高校と統合し、米沢鶴城高校として新たに開校する。

来年3月の閉校に先立って開かれた24日の記念式典には、全日制と定時制それぞれの全校生徒や卒業生など約700人が出席した。
生徒の代表・潟湊美咲さんは、母校がなくなるさみしさをにじませながら、次のように話した。

(全日制・生徒会長・潟湊美咲さん)
「米沢工業高校の思い出と誇りを胸に、その先の未来を歩んでいくことを誓い、米沢鶴城高校の発展を心から祈念する」

セレモニーでは、在校生が創立以来の学校のあゆみを紹介し、和太鼓が演奏された。出席者は、米沢工業高校のこれまでの歴史に思いをはせていた。

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