物価の上昇で消費者の節約志向が高まる中、流通大手のイオンがプライベートブランド(PB)の増量や値下げを始めた。
商品パッケージに大きく書かれている「お好み焼き粉50グラム増量」「肉まん1個増量」の表記。
イオンは10月末まで、独自に開発しているPB商品約100品目で価格を据え置き、内容量を増やす「実質値下げ」を数量限定で実施している。
包装を簡素化したり、一番近い工場から商品を配送したりすることでコストの削減に成功した。
イオン東北の西田茂樹商品副本部長は「店を見ていると、お客さまの価格に対する意識が非常に敏感になっているのを感じる。生活必需品といわれるものでも購入を躊躇(ちゅうちょ)しているお客さまもいる。増量、実質値下げを実施して、お客さまの手助けになれば」と話した。
この取り組みは、秋田県内のイオン、イオンスタイル、マックスバリュの全店舗で展開されていて、11月中旬以降は食品など数十品目を10%前後値下げする。
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