新潟県は25日、約10年間にわたり病院内のシステムを不正に操作して自身の検査を行った、50代の県立病院の会計年度任用職員を停職処分にしたと発表しました。
停職処分を受けたのは、県立病院の会計年度職員の50代男性です。
職員は、2014年11月から今年5月までの間に、医師の名義を許可無く使用して、院内のシステムを不正に操作し、自身のための検査をのべ15件実施。これにより、総額4万5130円の検査費用の支払いを免れました。
県によりますと、院内のシステムの中に、検査の記録はあるものの、支払いシステムに反映されていないデータがあったため調査したころ、この職員の検査の不正実施が判明したということです。
検査費用は、その後、職員が全額支払いました。職員からは退職願が提出されていて、25日に受理されました。
県によりますと、職員は「安易な気持ちでやってしまった。大変申し訳ないことをした」と話しているということです。
県は「県立病院の信頼を失墜させる行為で、誠に遺憾であると認識している。今後、同様の事案が起こらないように再発防止を徹底していく」とコメントしています。
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