冬に向かって気温が下がり続ける中で食べたくなるのが、寒い時期にはたまらない「鍋」料理です。
その鍋に欠かせない野菜の価格はどうなっているのかー
6日、福岡市の青果店をたずねみると、ある異変が起きていました。
◆リポーター
「こちらのキャベツは少しこぶりですが、1玉298円となっています」
桃太郎 薬院店では、去年まで1玉130円ほどで販売していたキャベツを、10月から298円に値上げして提供していました。
◆桃太郎 オーナー 佐藤美奈さん
「大きいサイズは600円近くになる。高いため小玉だけ仕入れている」
そのほか、鍋に欠かせない白ネギも1束278円と、例年の約2倍の価格で販売されていました。
店によると、夏の猛暑の影響で全国的にキャベツや白ネギが不作となっていることから、仕入れ価格が跳ね上がっているといいます。
◆買い物客
「どれも値上がりしている。買いづらいですよね」
◆買い物客
「買わないわけにはいかないので、高くてもしょうがない。(子供が)お野菜好きなので」
そんな中、食卓の救世主としていま、特にお買い得だというのがー
◆桃太郎 オーナー 佐藤美奈さん
「最近急に安くなったのが白菜で、半カットで128円」
前週までは2分の1玉あたりで280円だった白菜は、この1週間で大幅な値下げとなり、6日は128円で販売されていました。
そのワケとは?
◆桃太郎 オーナー 佐藤美奈さん
「白菜は今までは長野産が主だった。最近は九州産が多くなったので安くなっています」
九州で白菜の収穫期を迎え、輸送コストが軽減したことが「お手頃価格」につながっているということです。
◆桃太郎 オーナー 佐藤美奈さん
「予想ではもう少し安くなると思います。半カットのサイズを78円ほどで販売できたら」
そのほか、これからおすすめなのが春菊や小松菜などの葉物野菜で、徐々に価格が下がりつつあるといいます。
また、鍋料理で活躍するキノコ類も主に「室内栽培」で、生産量や価格が安定しているのでおすすめだということです。
◆桃太郎 オーナー 佐藤美奈さん
「日によって相場は変わってくるので、足を運んでいただいて、その日の目玉で必ず安いお野菜が出ていると思うので、そういうのを上手に使っておいしいお鍋を作ってほしいと思います」
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