JR九州は8日、踏切での列車と車の衝突事故を想定し、警察や消防と連携した総合脱線復旧訓練を行いました。

福岡県北九州市の小倉総合車両センターで行われた訓練には、JR九州と警察・消防、見学の鉄道事業者などあわせて約320人が参加しました。

踏切内で立ち往生した車に列車が衝突して脱線し、車から火が出たとの想定で、乗務員と警察が周辺の列車を止めるための指令所への連絡や車の初期消火、乗客の避難誘導などの手順を確認しました。

さらに、消防のレスキュー隊が救助機材を使って車のドアをこじ開け、中に閉じ込められたドライバーを救出する訓練が行われました。

今年度、JR九州の管内では7件の踏切事故が発生していて、JR九州は訓練を重ねて警察や消防との連携を深め、乗客の安全と速やかな運転再開に努めたいとしています。

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