愛媛県西予市にある野村ダムの貯水池では、9月下旬から近年では初めての大量の浮き草が発生し、駆除作業が11月8日時点も進められています。この浮き草は「アカウキクサ」の仲間の外来種「アゾラ・クリスタータ」と見られています。(写真提供:肱川ダム統合管理事務所)
水面で茶色になっているのは、浮き草の「アカウキクサ」。秋の終わりに赤く色付くことが名前の由来になったといいます。野村ダムの貯水池(朝霧湖)では9月下旬から大量発生し水面を覆うほどに。肱川ダム統合管理事務所によりますと、11月8日時点で1立方メートルが入る袋約40個超にあたる量が回収されています。貯水池に残っている量は不明としています。
貯水池では、過去10年間で今回のようなアカウキクサの大量発生はなく、調べたところアカウキクサの仲間の外来種「アゾラ・クリスタータ」としています。国立環境研究所のHPによりますと、「アゾラ・クリスタータ」はアジアやアフリカ、アメリカに分布。日本各地で見つかっていて、渡り鳥の足に付着するなどして広がっていると見られます。
大量発生の原因は、夏場の猛暑による水温の上昇などや栄養塩類の増加などが複合的に影響したためということです。8日時点で水質に影響はないものの洪水時の防災操作で悪影響を及ぼす恐れもあり、回収作業は今後も続けるとしています。
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