瀬戸内市の国立ハンセン病療養所・長島愛生園の入所者が11月12日、総社市の中学校で、ハンセン病への理解を求めて講演しました。
(長島愛生園入所者自治会 中尾伸治会長)
「人権なんてものはない、動物より下の扱いを受けてきたのがハンセン病」
長島愛生園の入所者、中尾伸治さん(90)は12日、総社西中学校を訪れ、2年生約260人を前に強制収容された自身の体験などを語りました。
中尾さんが国の誤った隔離政策により、強制収容されたのは14歳の時。病気の後遺症で形が変わった手を生徒たちに見せながら、差別や偏見のない社会の実現を訴えました。
(中学生は…)
「思いをしっかり受け止めて、今後の生活に生かしたい」
「差別や偏見について、できることを精いっぱい努力したい」
この講演は岡山県の啓発活動の一環で開かれたものです。
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