立冬を迎えたことを忘れてしまうような穏やかな陽気が続いているが、全国的な流行シーズンに入っているのがインフルエンザだ。
福島県全体ではまだ流行の目安には達していないが、県北地方では患者数が増えていて、医療機関ではワクチン接種がピークを迎えていた。
福島市の「みずの内科クリニック」13日も、朝から多くの人が診察に訪れていたが、そのほとんどが…インフルエンザの予防接種だ。
看護師:「先生問診票みてOKだったので、予防注射さきにしちゃいます」
予約は11月にピークを迎えていて一日に約20人。すでに100人以上がワクチンを接種したということだ。
みずの内科クリニック・水野兼志院長は「(全国的には)定点観測で1を超えたということなので流行期に入ったと。ワクチンを打つなら今、これからだと考えています」と話す。
福島県内では県北エリアで患者数が増えていて、学校現場でも感染が広がり始めている。
接種した人は「いま色々な感染症が増えているので、凄く感染には気をつかっているんですけど。予防接種で対応できるので、あればということで」「免疫力が低下しているので、インフルエンザだけはかからないようにね。かかっても軽くなるようにと思って」と話す。
流行を防ぐために、手洗いやうがいなど一人ひとりのかからない・うつさない対策が大切だ。
<県内の感染症の状況>
福島県では82の医療機関でインフルエンザの患者数を調べていて、平均で1人以上の患者で流行と判断している。最新の調査結果では0.91人となった。
全国的にはインフルエンザが「流行時期」に達したとされているが、県内ではまだ流行入りとはなっていない。
ただ、福島市では「1.00人」県北では「2.00人」と感染が広がっている。
一方、手足口病は平均で8.49人。
こちらは、県内全域で「警報レベル」となっている状態だ。
また、13日は檜枝岐村やいわき市などで今シーズン一番、湿度が低くなった。
これから空気の乾燥した日が多くなるので、基本的な感染対策が大切だ。
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