本格的な冬の訪れを前に、鮮やかな黄色に染まりつつある。
福島県喜多方市にある「長床の大イチョウ」。11月15日からライトアップが始まった。

平安時代に創建された喜多方市の新宮熊野神社。
由緒ある神社の境内にどっしりとたたずむのが、樹齢800年を超える大イチョウだ。
高さ37メートル、幹周りは8メートル、圧巻の存在感と美しさ。
現在の色づきは4割ほど、朝晩の冷え込みとともに徐々に葉を黄色く染めあげ、冬の訪れを告げる。

15日もこの場所には多くの観光客が訪れていた。例年よりも5日ほど遅い色付きとなっている大イチョウ。緑の葉もまだ多くあるが、その移ろいも楽しむように、訪れた人は写真を撮るなどしていた。
兵庫県から訪れた人は「まさかこんなに大きいとは思っていなかったので、ビックリしました」と話し、東京都から来た人は「生で見たほうが木も大きいですし、葉っぱもついている時期に来られたので、写真で見るよりきれいだなと思いました」と話した。

日中とは異なる表情を見せる大イチョウ。ライトアップされることで輝くように浮かびあがり、幻想的な雰囲気を感じさせる。
地元の保存会によると、見頃は11月20日前後で、ライトアップは15日から24日まで行われる。
夜は冷えるので暖かい服装でお越しください。

ライトアップ:毎日午後5時半~7時半 11月24日まで

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